コロナ禍での八雲病院患者移送に疑問――7月26日付の北海道新聞、朝日新聞デジタルが相次いで報道

7月26日、北海道新聞と朝日新聞デジタルに、八雲病院の患者移送計画に疑問を呈する記事が掲載されました。

北海道新聞は「八雲病院、転院に不安 コロナで重症化リスク 容体急変時など課題も」の見出しで、「新型コロナウイルスの感染が広がる中、国立病院機構(東京)が8月、筋ジストロフィーと重度心身障害を専門に扱う系列の八雲病院(渡島管内八雲町)を廃止し、札幌や函館に患者を移送する計画に、家族や病院職員の一部が懸念を強めている。患者の多くは人工呼吸器を付け、感染した場合の重症化リスクが高いためだ。移送を前にしたリハーサルでは容体急変時の対応などの課題も浮き彫りとなり、移送の延期や手順の改善を求める声も出ている。」と報道しました。

同日の朝日新聞デジタルは「なぜコロナ禍の今? 難病患者ら190人の大移動計画」の見出しで、「独立行政法人・国立病院機構(本部・東京都)は、重い病気や障害のある患者が入院する八雲病院(北海道八雲町)の機能を札幌市と函館市に移転し、同病院を8月末で廃止とする計画を進めている。新型コロナウイルスの収束前の長距離移動は患者の命に関わるとして、家族や職員は移転延期を強く求めてきたが、計画は見直されていない。不安が解消されないまま、8月中旬の移転が迫る。」とし、大きなスペースを割いて、患者家族、職員らの不安の声を紹介しました。

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