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いま、看護を考える<夜勤労働について その2>

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Q.長い間夜勤をし続けていると、病気になるって聞いたんですけど本当ですか? そうだとしたら、看護師って長く続けられない仕事なんですか?

A.本当ですよ。夜勤を続けると女性では乳がん、男性では前立腺がんの罹患率が大変高くなります。
 IARC(国際がん研究機関)による発がん性リスクのグループわけでみれば、サーカディアンリズム(概日リズム)を乱す交代制勤務(看護師等)はグループ2A(発がん性がおそらくある)に該当するとされています。交代制勤務の仕事に3年間以上就いた50歳以上の女性では乳がんの発生リスクが日勤者に比べて4.3倍、男性の前立腺がんの発生リスクは日勤者に比べて3.6倍になります。
  体内時計の調節に重要な役割を担っているのがメラトニン。メラトニンの分泌は光によって調整されます。夜間に強い光を受けるとメラトニンの分泌の低下を引き起こします。メラトニンは睡眠に関わるホルモンですが、がん細胞の分裂を抑える効果があることでも知られています。
看護師として働き続けるためには、このような大きなリスクを最小限に抑えることが必要です。有害勤務とされている夜間勤務はできるだけ少なく、時間も短くすることが健康に働き続けるための第一条件と言えるのではないでしょうか。

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