国立病院機構本部との16年度賃金交渉が決裂したため、全医労は3月に中央労働委員会にあっせん申請を行い、その第一回あっせん作業が5月23日に実施されました。
中労委は、16年度賃金改定について機構本部に譲歩を求めましたが、機構本部はかたくなに拒否し、あっせんは不調となりました。しかし同時に中労委は「経営状況説明会の設置について協議すること」とするあっせん案を示し、機構本部にも経営情報を労使で共有することの重要性を説明するなどした結果、労使双方が受諾することを表明したため、全てのあっせん作業を終了しました。
あっせんの合意文書は以下のとおりです。
経営状況説明会を年二回程度設けることについて、労使双方が真摯に協議すること。
(詳報はFAXニュース第66号をご覧ください)
組合員限定コーナーに、2011年度版 国立病院機構「賃金・労働条件のてびき」(全医労作成)をアップしました。